2012/05/21



朝6時半、SFアクション映画のような夢で起床。

なんとか晴れてくれて金環日食、見れました。
リングも素敵でしたが、すこし暗くなった外の雰囲気や、
公園にいる人や動物たちの昂っている様子なども印象的だったなあ。
いいもん見たわ。

2012/05/11



朝、早めに起きて電車で日暮里駅へ。
友人の案内で皮革業界の現場を見学させてもらいました。
自分の全く知らなかった世界だから新鮮だし、奥が深い…。
緊張感漂うものづくりの現場を見て、とてもよい刺激をもらいました。
なにを作ろうとしているか詳しくはまた後日…。

2012/05/06

IMG_0735 by soshikidaisuke


GW最終日は岐阜県の養老へ。
ずーっと行かねばと思っていた「養老天命反転地」へやっと訪れることができた。
高校生の頃、なんとなく「美術」を進路先に決めてデッサンなぞを習い始めた矢先、
それを全否定するかのような日本のネオダダの存在を知り、
ぼくは中でも荒川修作さんの言葉に強く惹き付けられ、かき回された。
その何かに怒ったような様子と言い切りっぷりで、
軽く流すことの出来ない「しこり」のようなものを植え付けられたまま、
ぼくは美大に進み、いまだにこうして絵にしがみついて生きている。
(これ、話すと長くなるのですが…)


当日養老公園に到着したらあいにくの雨で、ひとまず養老の滝を見に渓流沿いを登る。
戻ってきた頃晴れてきて、いざ足を踏み入れた。。。

最初は傾いた壁や、うねる床に体をねじらせながら
転ばないようおそるおそる歩くのだけど、徐々に慣れてくると
「あの壁の向こうはどうなってるんだろう…」
「あそこの丘、登ってみたいな…」
という好奇心が自然に湧いている自分におどろく。
普段は使わないような体の動きを導きだされ、眠っていた五感が刺激されたのかな。
ただ地形にそって歩くことがこんなに面白いなんて。。。
山登りや自転車に乗った時の興奮や快感にも似ているけど、
もっと体の外側ではなく内向に発見がある感じ??…説明しづらいが。

頭で考えるよりも神経で反応した方がいろいろ理解して飲み込めた。
ずーっと引っかかってた荒川さんの言葉の意味も、またすこしひも解けた気がする。
その日遊びにきていた子ども達が、みんな活き活きして遊び回ているのが印象的でした。

都市部の公園にもあるといいのに。


IMG_0681 by soshikidaisuke

※おまけ:養老の滝。こちらもすばらしい。

2012/05/03


GW展示2つ目。「ジャクソン・ポロック展」@国立近代美術館

http://pollock100.com/

僕はポロックについて
「絵が上手過ぎて、突き詰めた結果、アクションペインティングを確立して成功した人…」
という風に思い込んでいたんだけど、
回顧展で彼の生涯を見渡してみると、どうやらそうではないらしい。

初期の作品ではあらゆる画家(特にピカソ)の影響を受けつつ、模索しているけれど、
勢いはあるものの、いかんせん表層的でとっちらかった印象を受けてしまった。
展示構成のためか、ピカソには遠く及ばない自らの才能への苛立ちすら感じた。

そして苦しみつつもドロッピングによる抽象画を「発明」してしまい
爆発的な評価を得るんだけど、そのピークはあっけないほど短かった。
直後からの、混迷、衰退していく様子を見ると、
本人の意識と周囲の評価が大きく食い違っていたのでは?と思ってしまう。。

アクションペインティングは見る人にとっては斬新で分かりやすいものだったけれど、
画家の身体とキャンバスの表面が物理的に離れた描き方であるために(絵具をたらすなど…)、
ポロックには「自分が描いた」という実感が抜け落ちていったのかもしれない…。

「インディアンレッドの地の壁画」の華々しさの一方で
自らの作品に置いてけぼりにされてしまった、
画家のかなしみを感じてしまいました。


(※同時開催されてた原弘さんの展示や常設展もすごく良かったけどブログはポロックのみで…)


2012/05/02


今年に入ってずっと忙しかったので
このGWはなるべく外へ出て展示を見に行こうと決めた。

まず一発目。「セザンヌ展 パリとプロヴァンス」@国立新美術館。

http://cezanne.exhn.jp/

セザンヌの大規模な個展を見るのは初めて。
画集などで知ったつもりになっていた作品も、
原画だと格段に色が豊かに見えたし、ものすごく情報が詰まっていた。

正直、ぼくはセザンヌにそれほど影響は受けてはこなかったけれど、
それはもしかしたら原画を見てこなかったからなのかも…。とこの展示を見て思った。

セザンヌ作品は色彩が複雑に絡まりすぎて、おそらく印刷だと再現がむずかしく
ただ濁っているように見えてしまうことも多かったのかもしれない。

この展示を見ながら、なんとなく同時代を生きたゴッホのことを考えていたんだけど
セザンヌがあくまで西洋的な陰影法を軸に、色を構成しているように見えるのに対し、
浮世絵から影響を受けたゴッホは、木版画的に画面を考えているところがあるので
色がダイレクトに伝わるし複製/印刷にも強い…。

こういうことは絵の仕事をするようになったから思うのかな。
こちらも絵の見方が少しずつ変わってるのかも。


2012/04/29



GWの初日は鎌倉ヘ。さすがに人多し。
長谷寺の観音を見て、大仏へ。って修学旅行みたいなコース。
でも大仏は初めてでした。
みんなカメラを向けてはいるけど、手を合わせてる人はほぼいなかった…。


2012/03/13



この日は雑誌の取材だった。
画材メーカーのタイアップでその商品を使った制作過程を見せるというもの。。
人に見られながら描くのは苦手なんだけど、
かつて自分が取材をする側の人間であったことと、
いつもお世話になっている画材メーカーへのリスペクトがあるので
こういった事は出来るだけ協力的でありたいと思う。

絵のことを言葉で人に説明するのは難しいんだけれど
自分にとって決してマイナスなことじゃないと思うし。

※写真は取材するにあたっていただいたネオパステルのセット。
嬉しくて泣きそうになりました。


2012/03/11



午後、図書館に資料を借り、
その足でGENROヘ行き観葉植物用の鉢を買った。
戻ってきて、そして家の中でひとり黙祷。

一年前の今日、確定申告をすませ
帰ってきてコーヒーを飲もうと、
薬缶に火をかけたところで大きな揺れがきた… 。
それから一年、いろんなこと起きた。遠くでも近くでも。
すごく長かったはずなのに、
一つ一つの出来事がついさっき起きたことのように鮮明に思い出せる。

 僕は引きずり込まれないように毎日毎日絵ばかり描いていた。


2012/03/03



上京してきた兄と歌舞伎町、思い出横町で呑んだ。
思い出横町がお気に入りのご様子であった。


2011/12/31




一泊二日で宮城県石巻市に行ってきました。

「不謹慎」と叱られかねないと思いつつも、
今年のうちにどうしても訪れておきたかった。
新聞やテレビを通じた二次的三次的な情報だけでは被災地の正確な様子を感じ取れない。
そんな居心地の悪さを抱えたまま、徐々に普通の暮らしに戻っていき
やがて震災のことを忘れてしまう様な気がしてたまらなかった。

上野から新幹線で仙台まで行き、ホテルのある石巻市蛇田まで高速バスで行く。
道中、出来るだけご当地の料理を口にしながら。
二日目の朝から海岸方向へ歩いた。
ホテルの周りは普通の地方の町という感じだけど
あるエリアから道が荒れ、徐々に建物がなくなっていく。
港へ突き当たって、海沿いに矢本と言う駅まで南へ7kmくらいずっと歩いた。
天気はよかったけど大晦日だからか歩いてる人は少ない。
がれきの片付けが進んでいる所もあるけど、
海側は目を覆いたくなるような厳しい状況のままでした。

この見渡す限り彩りも音色もない、
破壊し尽くされた風景の中をひとりで歩いてるうちに、
人と言葉を交わしたいと思った。
人が作った音楽を聴きたいと思った
人が作った絵を見たいと思った。

写真は石巻港の近くにあった幼稚園。
窓ガラスは割れ、流されず残った遊具はねじ曲がっている。
そして、がらんどうの園舎の正面に先生たちによる絵と寄書きの垂れ幕があった。
僕はカメラを構えたまま、しばらく固まってしまった。
今年見たどんな絵より力強く、目に焼き付いた。

3.11以降、東京で仕事をしながら「絵なんか描いて何になる」って
ずっと頭の中で問うていたけど、この風景の中に身を置くことで
勝手ながら、やっと絵や音楽といったものの大切さを身に染みて感じました。
だから自分も与えられた場所で、ちょっとづつでも何かを作って前へ進みたい。
そんなことを思った2011年の大晦日でした。
ありがとうございました。

改めて東日本大震災で亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。


2011/12/28

journalの方でも告知しましたが、現在調布パルコの手紙舎さんで
根本君と作った紙のグッズを販売してもらってます。
嬉しいことに売れ行きが好調だそうで、さっそく品切れの連絡がありました。
いい機会なので売り場の様子見がてら、追加分を直接納品してきました。

売り場はパルコのメンズファッションフロアの一角。
他の商品と一緒に並べられているのを眺めると、
自分や他人の良いとこも悪いとこもいろいろ見えてくる。
手紙社のスタッフさんにも売れ筋とかいろいろ裏バナシ聞けて勉強になった。
グッズの販売は価格の決め方、流通の仕組みなど、学ぶことばかりで面白いわぁ。

今までは媒体の受注仕事が中心だったんだけど、
それとは別に「自分発のものも作りたい」と思っていた矢先にもみじ市のお話しいただいて、
二ヶ月後にこうしてお店に並んでいるのがなんだかとっても不思議な気がする。
来年もまた次の何か作りたい気持ちが高まり始めている。